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地球の生物資源量(バイオマス)のこと

  食糧となる植物を栽培して農業を始め,人類は個体数を大きく増やしてきた.地球の生物資源量(バイオマス)を比較すると,動物よりも植物が圧倒的に多いらしい(図の1枚目). Copilotによれば,そのうち80~90%が森林,5~10%が草原や自然植生で,栽培作物は1~2%未満に過ぎないという(参考文献: https://www.mext.go.jp/.../gijy.../shiryo/attach/1287193.htm ). 森林は地球上の主なCO2吸収源である.その現象を食い止める一方策として,環境省は海藻の増殖を推進しているが,藻類は菌類や原生生物等からなり,海に分布するそれらのバイオマスは地球全体の0.6%に過ぎない(表).これを仮に10倍に増やしても森林のバイオマスには遠く及ばないが,どれだけ吸収源の増加に寄与するだろうか? ところで,動物の中でも哺乳類のバイオマスは比較的小さいようだ.魚類はその4倍以上あるのだが,Copilotによれば,商業漁業対象種(マグロ・サケ・サバなど)は魚類の1~2%に過ぎないという(Bar-On et al., 2018を参照とのこと).FAOの報告によれば,そのうち野生魚(天然魚)と養殖魚は半々だという.魚類全体に対する養殖魚の量は1%に満たないのは,植物での栽培作物の位置づけに似ている. ところが,哺乳類に焦点を当てると,地球上の哺乳類の34%が人類(ヒト),62%が家畜で,野生動物は4%に過ぎない(図の2・3枚目).家畜の過半は牛,続いて豚が多い(図の3枚目).Copilotによれば,図の3枚目に含まれない鶏は,個体数は多いもののバイオマスでは豚の半分ぐらいだという(Bar-On et al., 2018をもとに概算とのこと).それらの多くは人類の食用になる訳だ. さて,大量のエネルギーを消費することになった産業革命後,世界人口の爆発的な増加に伴って森林面積が急速に減少している(図の5枚目:出典は上記リンク先の参考文献). 食料確保は元より,今後はバイオマスを化石燃料に代わるエネルギー源としても利用しようとしている.遠い過去に貯蔵されたバイオマスである化石燃料から排出されるCO2が大気中のCO2濃度を増すのに対して,同時代のバイオマスから排出されるCO2は大気中の濃度に対して平衡的であると,両者を区別している訳だ...