エリザベス女王の葬儀を想ううちに,英国国家のGod Save the QueenがGod Save the Kingにならざるを得ないことに思い至った.国歌というもの,時代を経て歌詞が変ってもメロディは引き継がれるものだというのは,帝政ロシアからソ連を経て今のロシア連邦に至る国歌の変遷が好例だと思われる.それはともかく,あらためてG7の国歌を聞き比べると,いずれもお国柄が現れて聴くに楽しい.個人的には英国国歌は大好きだが,それにも増して君が代の雄大で独特な曲調は元邦楽部員として感慨深い.元々はギターソロのような簡素な曲をオーケストレーションした編曲の技に敬意を表する.陸軍分列行進曲も良いのだが,もっと自然で素直に心から溢れる音楽だと思った.それとは対照的なのがイタリア国歌である.まるでヴェルディのオペラ序曲のような情熱的な曲調はいかにもイタリアである.国民性の違いといえばそれまでだが,いささか興奮しすぎじゃないだろうか?ここはG7だが,名曲ロシア連邦国歌を同列に並べて聞く気にならないのが残念でならない.一時はG8と呼ばれたときもあったのに,政治的な思いが違ったようだ.せめて音楽の世界は国境や紛争と離れて思うままに楽しみたいと思うのだが,古来から音楽は様々な権威に利用され続けてきたのである.そんな歴史を想いつつ,エリザベス女王の治世に暮らして来たことを感謝しつつ,引き続き平和な暮らしができることを祈った.God save the Queenの時代に感謝する.
こんなロシアは好きだけどな!:でも背景の色は違くないか?
何だか分からないけど,こんな風に歌った君が代もある.
だけど,こんな英国には敵わないかもなぁ?でも…何だかかみしも着て刀を差したお侍の世界のような気もする.
それでこちらの国,いろいろ問題はありつつ,TPPをやったり,こんな国防意識を喚起したり,そんな業績は振り返れば時代の流れに沿うのかもしれない.国葬を巡っての判断は分れるようだが,迷うぐらいなら静かに祈って送っておきたい気がする.
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