新幹線の車内ワゴン販売が廃止されるという.販売員の確保が難しいらしい.1964年に東海道新幹線が開業して以来車内販売が継続していたのだと思うのだが,車内販売はそれ以前の1935年に始まったようだ.食堂車がない列車で弁当を売るニーズに応えたのだという.東海道新幹線では当初軽食を提供するビュッフェ車が導入されていたが,1975年の山陽新幹線博多延伸と同時に食堂車が導入された.当時は東京から博多まで6時間を要した.しかし,国鉄の分割民営化で客席数確保が優先され,1992年に投入された300系のぞみで食堂車は廃止となった.その後,東北・上越新幹線で2003年まで,ウエストひかりで2008年までビュッフェ車を営業したようだが,いずれも廃止となった.この手の事業は基本赤字が続いて来たようだ.最近は駅ナカやホームに売店やコンビニが増えて,車内販売を利用することはあまり無いのが実感である.しかし,グリーン車ではモバイルオーダーでの販売を継続するという.やはり車内での飲食サービスはプレミア感があるのだろう.かつて東京から新大阪まで,ひかりの食堂車でビールを飲みながら過ごした楽しさは忘れられない.ヨーロッパの鉄道でも事情は同様のようだが,1等席では継続する傾向もあるようだ.航空便の機内サービスと競う一面もあるのかもしれない.
一方で,いろんなことがオンラインで済む社会になってくると,逆に移動時間の過ごし方が課題になって来る.ただ画一的で無機質な座席が並ぶよりも,パソコン席,電話用の席,黙って集中席や寝る席なども良いが,中には御座席列車のように気ままに飲食しながら移動できる席のニーズも復活して来るような気もする.いつも車内では駅で買った缶チューハイと安いつまみで過ごしているが,ひとり黙っての飲食はいささか味気ない気もする.ちょっとひと工夫が欲しいところである.ワゴン販売の終了で終わりと思うよりも,鉄旅の今後の可能性に期待したい.そんな想いで,これまでいろんな場面で乗車して来た歴代の新幹線車両を振返ってみる.
子どもの頃の新幹線といえば0系しかなかったが,社会人になる頃に100系が登場する.国鉄の分割民営化でJR各社が発足したのは自分が就職した1987年4月と同時だったようだ.まもなくバブル経済が始まり,シンデレラエクスプレスは100系の別称のようになる.
のぞみが登場したのは1992年らしい.東京~新大阪間の所要時間が約3時間から最速2時間半に短縮される.
素直にカッコイイと思う歴代で好感度No1の500系は山陽新幹線区間での300km/h運転を実現すべく開発される.1997年に投入されるも,先頭車両の座席数が少なく乗車扉は片側1か所しかないなど,他の列車と運用互換性がなく,のぞみ運用は2010年で終りとなる.
500系に代わって1999年に登場したのが700系である.300km/h運転の車体としては完成したと言われ,以後N700系やN700S系に引継がれて現在に至る.
東北新幹線の八戸延伸に合わせて2002年にやまびこより早いはやてが登場する.大宮から仙台までノンストップで所要時間は1時間40分となる.
東北新幹線の320km/h運用のためはやぶさが投入される.東京~仙台間を1時間半,東京~新青森間を3時間で結ぶ.






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